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歯列矯正したら顔が変わった!その理由と理想の顔に近づくための歯科医院選び

歯列矯正したら顔が変わった!なんて話を聞いたことはあるでしょうか?

歯列矯正は噛み合わせを改善するための医療行為ですが、見た目を気にされて受ける方も多くいらっしゃいます。実際に矯正治療を受けてみると、「理想の歯並びになった」と感じる方がいる一方で、「思っていたように顔が変わらなかった」「むしろブサイクになった気がする」と感じる方もいるかもしれません。

今回は、歯列矯正によって顔が変わる理由や、理想の顔に近づくための歯科医院選びについて詳しく解説していきます。

歯列矯正で顔が変わるのはなぜ?

治療前 横顔
治療後 横顔

歯列矯正で顔が変わる主な原因

  • 歯の移動に伴う骨の吸収と再生
    歯を動かすためには、歯を支えている顎の骨が溶けて(吸収)新しい骨が作られる(再生)という過程が必要です。この過程で、歯の位置だけでなく顎の骨の形状が変化し、顔の輪郭に影響を与えることがあります。
  • 筋肉のバランスの変化
    歯並びが悪い状態では、噛み合わせが悪いため、顔の筋肉に負担がかかり、バランスが崩れていることがあります。歯列矯正によって噛み合わせが改善されると、筋肉のバランスが整い、顔の表情が自然になります。例えば、口角が上がりやすくなったり、頬がふっくらするなどの変化が期待できます。
  • 唇の位置と形の変化
    歯が正しい位置に移動すると、唇の位置や形も自然な状態に近づきます。出っ歯や受け口など、歯並びによって唇が変形している場合は、矯正によって唇が本来の位置に戻り、口元の印象が大きく変わることがあります。
  • あごの位置の変化
    歯を動かすためには、歯を支えている顎の骨が溶けて(吸収)新しい骨が作られる(再生)という過程が必要です。この過程で、歯の位置だけでなく顎の骨の形状が変化し、顔の輪郭に影響を与えることがあります。
  • 心理的な影響
    歯並びが改善されると、自信を持って笑えるようになり、表情が明るくなることで、顔全体の印象が大きく変わることもあります。

歯列矯正で美人になったと感じるケース

歯列矯正によって、単に歯並びが整うだけでなく、顔全体の印象が大きく変化し、「美人になった」と感じる方がいらっしゃいます。その理由は、歯列矯正がもたらす様々な変化に深く関係しています。

歯列矯正で美人になったと感じる理由

  • Eラインが整い、横顔が美しくなる
    Eラインとは唇と下顎の先を結ぶラインです。顔を横から見たとき、Eラインの内側に口先がある状態が理想的な横顔と言われています。このラインが美しく整うと、横顔が立体的に見え、より魅力的な印象になると言われています。
    顎が出ている、または引っ込んでいるといったケースで歯の位置や顎の位置を調整することでEラインが改善され、顔全体のバランスが整い、より美しい印象になります。
  • 口元がすっきりし、笑顔が美しくなる
    出っ歯や受け口、歯のすき間などが改善されることで、口元がすっきりし、自信を持って笑えるようになります。 口角が上がり、明るい印象になったり、歯が見える量が増えることで、若々しい印象になったりします。
  • 顔のバランスが整い、小顔効果が得られる
    歯の位置や顎の位置が変化することで、顔全体のバランスが整い、すっきりとした印象になってより小顔に見えることがあります。また、歯の位置の変化によって、頬がふっくらと見え、若々しい印象になることがあります。
  • 鼻の印象が変わる
    歯の位置が変化することで鼻の基底部分が変化し、鼻がやや高く見えたり、鼻筋が通って見えたりするなど、鼻の印象が変わる場合があります。

歯列矯正でブサイクになったと感じるケース

一方で、「矯正後に顔が変わった」「ブサイクになった」と感じる方もいらっしゃいます。これは、歯列矯正が顔の骨格や筋肉に影響を与えるため、個人差や治療方法によって、予想外の変化が起こる可能性があるからです。

歯列矯正でブサイクになったと感じる理由

  • ほうれい線が目立つ
    歯列矯正では、歯を動かすためのスペースが必要になることがあり、そのために抜歯を行うことがあります。抜歯により、唇を支えていた前歯が後ろに下がると、口元全体が引っ込み、唇や周囲の皮膚のたるみが目立ちやすくなります。これが、ほうれい線を強調する一因となります。
  • 出っ歯になる
    抜歯して口元が下がるケースとは反対に、無理に歯を抜かずに矯正治療を行う場合、スペースの関係で歯を前に出す必要がある場合があります。この際、過度に歯を前に出しすぎてしまい、出っ歯になってしまうことがあります。
  • 頬がこける
    抜歯によって口元が下がるケースと同様に、歯を抜くことで頬を支えていた歯が減少し、頬がこけて見えることがあります。
    またワイヤー矯正では、装置が常に口の中にあり、食事がしづらくなるため体重が減り、結果頬がこけてしまうことがあります。

理想の顔に近づくための歯科医院選びのポイント

このように、歯列矯正によって顔はポジティブにもネガティブにも変化する可能性があります。歯列矯正で理想の顔に近づくためには、歯科医院選びが非常に重要です。歯科医院を選ぶ際には、以下の点に注目しましょう。

  • 症例数と実績
    ウェブサイトにて症例数や症例写真を公開している、実績豊富な歯科医院を選びましょう。
    多くの症例を経験している歯科医院は、様々なケースに対応できるノウハウを持っています。
    症例写真で治療前後の様子を確認することで、実際にどのような変化が期待できるか、イメージを掴むこともできます。
  • カウンセリング体制
    治療内容や費用について、わかりやすく丁寧に説明してくれるか確認しましょう。
    また、カウンセリングでは自分の希望や不安をしっかりと伝え、それに対して真摯に耳を傾けてくれる歯科医院を選びましょう。
  • 治療計画の具体性
    治療期間、使用する装置、費用など、具体的な治療計画を示してくれるか確認しましょう。
    治療に伴うリスクや副作用についても、事前に説明を受け、納得した上で治療を開始しましょう。
  • 装置の種類
    患者様ひとりひとりの歯並びの違いやご希望によって、最適な矯正方法も異なります。様々な種類の矯正装置を取り扱っている医院であれば、最適な治療を受けられる可能性も高まります。

まとめ

歯列矯正によって、歯並びだけでなく、顔全体の印象が大きく変わる可能性があります。しかし骨格などの個人差により、必ずしも全員が同じように変化するわけではありません。歯科医師とよく相談し、自分に合った治療計画を立てることが大切です。

銀座しらゆり歯科では、お口の状態を詳しく検査し、患者様のご要望を最大限踏まえたうえで、最適な治療計画をご提案いたします。歯列矯正についてご不明な点や不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。

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記事監修者

銀座しらゆり歯科 院長 河口智英

銀座しらゆり歯科 院長
河口智英

PENN ENDO STUDY CLUB in JAPAN 歯内療法認定医
American Association of Endodontists 会員
日本歯内療法学会 会員
インビザライン認定ドクター