【自家歯牙移植】親知らずを重度の虫歯によって失った部位へと移植する
治療概要
- 患者様:20代女性
- 治療期間:1ヶ月
- 治療回数:2~5回
- 概算治療費:30万円
※費用は治療当時の料金となります - 担当医:河口智英
治療動機
銀歯の下が深い虫歯になっており、その後の治療としてどのようにしたらいいか悩まれて来院されました。
治療計画
検査したところ銀歯の下の虫歯は重度であり、歯の保存は困難であると判断しました。
よって患者様へ、①入れ歯、②ブリッジ、③インプラント、④歯牙移植の治療方法をご提案しました。
患者様と話し合い、今回は親知らずを歯牙移植する治療を計画しました。
治療後について
治療後の写真は、術後2年後のものですが、しっかりと骨ができ安定しているのが確認できます。
アンキローシス
歯根と骨(歯槽骨)の間に歯根膜(歯にかかる衝撃を吸収する箇所)がなく、歯と骨が直接結合している状態のことをアンキローシスといいます。
アンキローシスは歯列矯正で歯が動かなかったり、不正咬合の原因となる可能性があります。
移植歯はアンキローシスになるリスクをはらんでいるため、術中や術後管理には特に注意が必要となります。
根管治療の注意事項(リスク・副作用など)
- 根管治療により類似の全ての症例の問題が解決するわけではなく、症例はあくまでも一例です
- 根管治療により痛みや腫れがひかない事や、術後に痛みや腫れが生じる事、治療によるファイル破折やパーフォレーションなどの偶発症、術後の歯根破折を生じる可能性もあります
- 自費診療(保険適用外)となります
外科処置の注意事項(リスク・副作用など)
- 外科手術のため、術後に出血、痛みや腫れ、違和感を伴います
- 口腔内の状態によっては適応できないことがあります
その他の注意事項(リスク・副作用など)
- 担当歯科医師、歯科衛生士又は医院スタッフから受けた説明・注意事項をよくご確認ください
- 医療を提供するに当たり、適切な説明を行い、患者様の十分な理解を得るよう努めております