他院で治療したが治らない ラバーダム使った治療を希望
治療概要
- 患者様:20代女性
- 治療期間:3ヶ月
- 治療回数:2~5回
- 概算治療費:26.5万円 【精密根管治療(イニシャルケース,大臼歯):12.2万円、ファイバーコア:2.2万円、仮歯:1.1万円、オールセラミッククラウン(st):11万円】
※費用は治療当時の料金となります - 担当医:河口智英
治療動機
他院で奥歯の治療をしても痛みがなくならず不信感が募り調べたところ、ラバーダムの存在を知り、無菌的な治療を行える病院を探して当院にご来院されました。
治療計画
精密根管治療を行った後、フルジルコニアクラウンにて修復する計画としました。
治療後について
治療開始、根管内部にカリエス(虫歯)や前医が処置したと思われる異物が存在していましたが、丁寧な処置を行うことで症状を改善することができました。
治療前には痛みがありましたが治療後には症状が消失し、3ヶ月後のレントゲンでも縮小を認めています。
ラバーダムを使用した治療の重要性
・感染予防
ラバーダムは、治療する歯を唾液や血液などの感染源から隔離します。これにより、細菌が根管内に侵入し、感染を予防することができます。
・治療の精度向上
ラバーダムを使用することで、治療部位を清潔かつ乾燥した状態に保つことができます。これにより、治療の精度を向上させることができます。
特に、根管治療においてはラバーダムの使用は必須で、根管内から完全に細菌を除去することが重要ですが、ラバーダムを使用することで、細菌の侵入を防ぎ、治療の成功率を高めることができます。
日本でのラバーダムの使用率は低い傾向にありますが、治療の成功率を高めるためにも、ラバーダムの使用は重要です。
根管治療の注意事項(リスク・副作用など)
- 根管治療により類似の全ての症例の問題が解決するわけではなく、症例はあくまでも一例です
- 根管治療により痛みや腫れがひかない事や、術後に痛みや腫れが生じる事、治療によるファイル破折やパーフォレーションなどの偶発症、術後の歯根破折を生じる可能性もあります
- 自費診療(保険適用外)となります
セラミック治療の注意事項(リスク・副作用など)
- 天然歯を削ります
- 硬い素材は天然歯を傷つけてしまう場合があります
- かみ合わせや歯ぎしりが強すぎる方はセラミックが割れてしまう可能性があります
- 自費診療(保険適用外治療)となります