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マウスピース矯正

マウスピース矯正

マウスピース矯正

マウスピース矯正とは、患者様の歯の形に合わせたマウスピース型の矯正装置を使って、歯の矯正治療を行います。従来の矯正装置と違い、歯に固定しませんので、ご自身でいつでも簡単に装置を取り外すことができることが特徴です。このことで、食事も通常通りにすることができ、また歯磨きもすることができるので虫歯や歯周病になるリスクも減ります。しかし毎日長い時間、装置をつけておかないと治療が進まないので、食事や歯磨き時以外は装置を装着しておく必要があります。

メリット

・矯正装置が目立たない
・矯正装置を自由に取り外せる
・通常と同じように食事ができる
・通常と同じように歯磨きができる
・虫歯や歯周病になりにくい
・従来の装置と比べて違和感が少ない
・金属アレルギーの心配がない
・スポーツを楽しめる
・吹奏楽を楽しめる

デメリット

・症状によっては治療できないケースがある
・毎日長い時間、装置を装着する必要がある

マウスピース矯正治療時の注意点

  • 装置を使用しなかったり、一日の装着時間が短いと治療期間が長期化します
  • 飲食時や歯みがきをする時以外(睡眠時も含め)は装着をお願いしております(1日20時間以上)
  • 治療開始後、数日は痛むことがあります
  • コーヒー、ワイン、タバコなどは、装置が汚れやすくなります

マウスピース矯正の治療の流れ

①ゴールの設定

②シミュレーション

③矯正治療開始

④保定開始

⑤治療終了

マウスピース矯正の症例

  • 患者様情報:30代女性
  • 治療期間:18ヶ月
  • 治療費用:70万円
  • ご来院時:歯の隙間を気にされて来院。仕事上、目立たない矯正装置であるマウスピース矯正をご希望されて来院
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マウスピース矯正のポイント

(1)ご自身の歯並びの症状がマウスピース矯正で適応できるかどうかの診断

最近のマウスピース矯正は以前と比べると希望者が増加していることもあり、適応できる症例も増えてきています。しかしながら、適応できない症例もありますので、ご自身の症状がマウスピース矯正で適応可能なのかどうかを矯正医に相談して決めることが大切です。もしかしたら、ワイヤー矯正で治療した方が早く、綺麗になるかもしれません。また矯正装置をつけていることを気にされる場合は、裏側矯正や審美装置など目立たない矯正もありますので矯正医にご相談ください。

(2)矯正装置(マウスピース)の装着時間

マウスピース矯正は、ご自身で自由に取り外せることが特徴の一つですが、それゆえに、装着を忘れてしまったり、装着しない時間が長くなりがちになります。ワイヤー矯正の場合は、矯正医が取り付けた後はそのまま固定し続けますので計画通りに進行しやすいですが、マウスピース矯正の場合はそうではありません。毎日食事や歯磨き以外は、装着しておく習慣をつけないと計画通りに進行しませんので、自己管理がとても大切です。ただし、食事の時は外すようにしないとマウスピースが破損してしまうこともありますので注意しましょう。また虫歯や歯周病になるリスクが高くなりますので、歯磨きも行いましょう。

マウスピース矯正の治療の流れ

(1)ゴールの設定

現状の歯並びの症状を確認し、マウスピース矯正で適応可能かどうかの診断をします。患者様のご要望も考慮しながら、治療完了時の歯並びの状態を設定します。

(2)シミュレーション

マウスピース矯正の種類によっては、治療経過(歯の移動)を3Dシミュレーションで確認することができます。

(3)矯正治療開始

患者様専用のマウスピースが完成したら治療開始です。初回時に装着方法やメンテナンスなどについてのご説明をします。また、その後は数週間に一度ご来院いただき、治療経過の確認をします。

(4)保定開始

ゴールの設定の通りに歯並びが整ったら、その歯並びがまた治療前の状態に戻らないように保定期間となります。

(5)治療終了

保定期間中も定期的に確認しながら、歯並びの安定が確認できたら治療終了です。

矯正装置(マウスピース)のお手入れの仕方

マウスピース(矯正装置)は破損してしまうことがあるので、丁寧に扱ってください。装着したまま固い物を食べて(噛んで)しまうとマウスピースが破損する場合があります。また色の濃い飲み物を飲んだ場合も着色してしまう場合がありますので注意しましょう。飲食時などマウスピースを外す時は、マウスピースをケースにしまうようにすると、落としてしまう危険性が減り、ホコリもつかないので安心です。

①歯ブラシで丁寧に弱めに磨くようにしてください。また、外側だけでなく、内側も磨くのを忘れずにしましょう。

②磨き終わったら、水洗いをしてください。専用のクリーナーもありますので、水洗いでは心配な方は担当医にご相談ください。